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肺炎とは肺が炎症を起こす病気の総称です。
ウイルスや細菌が原因で起こる病気であり、非感染性の肺炎・感染性の肺炎の2つに大きく分けられます。
ほとんどのインフルエンザは感染性肺炎です。 |
◆細菌性肺炎・・・黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌など。
◆非定型型肺炎・・・クラミジア、マイコプラズマ、レジオネラなど
◆院内肺炎 ・・・グラム陰性桿菌、グラム陽性菌など
◆嚥下性肺炎 ・・・口腔内常在菌
上記のような肺炎の原因になる細菌、ウイルスは口や鼻から体内に入り込みます。
健康であれば病原菌をブロックできるのですが、免疫力が落ちている際には肺炎を発症してしまいます。 |
・悪寒
・胸痛
・呼吸困難
・発熱
・咳
※高齢者がインフルエンザにかかった場合は上記の症状は見られず、食欲不振または元気がなくなるなどの症状しか現れないのでご家族の方は注意が必要です。 |
◆軽症、中等症(脱水症状がない場合)・・・外来治療
◆中等症および重症・・・入院した上で治療
上記のような病原菌に対する治療を速やかに行えば、ほぼ2週間程度で症状は治まります。しかし高齢者など免疫力が落ちている方は死に至るケースもあります。
※肺炎の治療は病原菌となった菌に対する治療から始めることが望ましいのですが、病原菌が判明するまで若干の時間を要します。
病原菌が判明するまで治療を待つことはできませんから、その間はエンピリック治療と呼ばれる化学療法を行います。 |
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