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血液の塊が肺動脈に詰まってしまうことで、肺動脈の流れが悪くなったり閉塞してしまう病気を「肺血栓塞栓症」と言います。 |
・飛行機に長時間乗っていることで同じ姿勢を保つ
・病気などで長期間寝たきりである
こういったことが原因で血流を悪くさせてしまいます。
その結果、下肢の深部静脈で血栓ができて身体を動かそうとした際に血栓が血流に乗って移動。肺動脈を塞いでしまうのです。 |
・呼吸の回数が多くなる
・呼吸困難
・突然に起こる胸の痛み
※血栓が太い血管に詰まった場合にはショック状態になることがあります。
※肺塞栓症を合併した場合には血痰、発汗、発熱といった症状も現れます。
肺血栓塞栓症は「エコノミークラス症候群」で一躍知れ渡った病気です。
同じ姿勢を保ち続けることの他に水分不足も血液の粘度を上げて症状を悪化させてしまいますから、十分に水をとるようにしてください。
病気で動けない場合を除いては、屈伸運動を行うなどの体操も肺血栓塞栓症の予防には効果的です。 |
症状が出た直後には、症状によって抗凝固薬もしくは血栓溶解薬を使って治療を進めます。
肺血栓塞栓症は重症であれば命に関わる病気です。
症状が現れたらすぐに病院へ行きましょう。 |
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