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縦隔気腫とは、縦隔という胸腔を区切っている部位に気体(気管支または気管から漏れ出てきた空気)が溜まってしまう疾患です。
縦隔は肺にはさまれるようにして真ん中に位置し、円筒の形をしていて縦に広がっています。 |
・呼吸器感染症の合併症 (症候性縦隔気腫)
・気管支喘息
・事故などによる外傷 (外傷性縦隔気腫)
・強い打撲 (外傷性縦隔気腫)
・医療行為の事故による (外傷性縦隔気腫)
・原因不明 (特発性縦隔気腫) |
・胸の圧迫感
・胸の痛み
・首の腫れ
・顔の腫れ
・窒息
・発熱
・呼吸困難
・チアノーゼ |
縦隔気腫には外傷性縦隔気腫、症候性縦隔気腫、特発性縦隔気腫の3種類の縦隔気腫があり、それぞれの原因に対しての治療を行います。
咳や胸の痛みを伴う縦隔気腫であればすぐに手術を行う必要がありますが、軽度で空気漏れが継続していなければ治療を特に行いません。
※頸部の循環障害などが原因で起こっている縦隔気腫の場合は命に関わる事態に陥ることもあります。
※縦隔気腫への応急処置はありません。事故などで肺の損傷や気管支を損傷していることが原因になっている場合が多く、一刻も早く病院へ運ぶことが大切です。 |
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