胸の痛み(胸痛)の原因と症状 > 胸膜腫瘍(悪性胸膜中皮腫など)



胸膜腫瘍とは?

胸の痛み 胸膜腫瘍は中皮細胞が腫瘍になったもので、「転移性胸膜腫瘍」と「胸膜中皮腫」に大別されます。

※胸膜とは?

二枚の肺を包んでいる薄い膜を指し、中皮細胞から出来ています。
sponsored link

転移性胸膜腫瘍

悪性腫瘍の細胞が胸膜に転移して発症します。

胸膜中皮腫

悪性と良性のものがあります。

・悪性〜限極性、びまん性
・良性〜限極性のみ

◆胸膜中皮腫の原因
アスベストの吸引によるものがほとんどで、鉱山労働者とその家族、アスベスト取扱い業者が発症しています。

◆胸膜中皮腫の症状

・良性の胸膜中皮腫
  転移はありません。
  無症状の場合が多いのですが、咳・呼吸困難・胸痛が出ることがあります。

・悪性の胸膜中皮腫
  びまん性、呼吸困難・胸痛・しこり

治療について

良性の胸膜中皮腫であれば外科療法を、そして悪性胸膜中皮腫であれば病期によって治療を行っていきます。

悪性胸膜中皮腫の病期別治療

片側の胸腔の中にだけ腫瘍がある場合は外科治療で腫瘍を除去することができます。

もし腫瘍が取りきれない場合には、化学療法や放射線治療が行われます。
II期以上の病期の治療では、化学療法や放射線治療がメインに行われます。

※確率された治療法がないのが現状ですので、個人によって様々な治療法が行われています。
sponsored link

Copyright(C) 胸の痛みの症状と病気 Allrights reserved.