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急性心筋炎とは?

胸の痛み 心筋炎とは心臓の筋肉に炎症が起きて破壊され、心臓が弱ってしまう疾患です。

心筋炎には急性と慢性がありますが、ほとんどの患者さんは急性心筋炎を発症します。

小児にはあまり見られません。
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急性心筋炎の原因

・ウイルス
 (エコーウイルス・コクサッキーウイルス・インフルエンザウイルス・アデノウイルス等)

・病原微生物 (細菌=ジフテリアなど)の感染

・リウマチ熱や全身性エリテマトーデスなど全身性疾患に伴う病変 (非感染性心筋炎)

・化学物質

・薬物

・放射線

・原因不明 (特発性心筋炎)

心筋炎の症状

◆消化器系によるもの
咳、鼻水、発熱、腹痛、下痢、胸痛、胸部不快感、動悸

◆心不全によるもの
チアノーゼ、四肢の冷感、呼吸困難、むくみ、浮腫、尿量の低下

◆不整脈によるもの
失神、動悸

※急性心筋炎が進行すると、心停止やショック状態に陥ったあと、死に至るケースもあります。もし風邪のような症状に加えて上記のような症状があればすぐに循環器専門の病院を受診することをおすすめします。

心筋炎の治療法

現在、心筋炎に効果のある薬はありません。

即座に入院をして合併症を防ぐため「食事の塩分制限」「酸素吸入」「利尿剤」「安静」を保ちながら観察と治療を行います。

予後も油断ができない病気です。
突然死もあり得ますから十分に注意が必要です。

ウイルス感染を防ぐために

急性心筋炎にかからないようにするにはウイルス感染をブロックすることです。
インフルエンザウイルスも原因の一つですから、手洗い、うがいは励行しましょう。
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