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急性膵炎とは?

胸の痛み アルコールの影響で膵臓が膵液の消化作用を受けて起こる病気を急性膵炎と言います。

つまり、自分で自分自身を消化してしまうといった現象が起きてしまう病気なのです。
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急性膵炎の原因

お酒の飲み過ぎ、濃いアルコールをよく摂取することで膵管の出口が炎症を起こしてしまいます。

こうなると膵液がスムーズに流れなくなってしまい、膵臓を自分で消化してしまう作用が働くようになります。

※飲酒は胃酸の分泌を促しますから、急性膵炎を悪化させる要因となります。

死に至ることもある

急性膵炎は、すぐに治ってしまう「浮腫性膵炎」や死亡する可能性のある「多臓器不全」といった重症なものまで様々です。

女性よりは男性に多く見られる症状で、年代的には男性が40代・女性であれば60代の方に多いようです。

原因は前述したようにアルコールが一番の原因です。
そして次に胆石、特発性(原因不明)と続きます。

激痛を伴う急性膵炎

急性膵炎を発症すると、腹部から背中に鈍痛や激痛が出るようになります。
その他には発熱、腹部膨満感、吐き気、食欲不振、嘔吐などの症状も見られます。

厚生労働省が特定疾患に指定

慢性化すれば膵臓の細胞が破壊されてしまう膵炎は、厚生労働省に難病対策推進の調査研究の対象になる疾患「特定疾患」に指定されているほどの病気です。

急性膵炎になった場合、基本的に絶飲絶食です。
薬物療法、食事療法、外科的療法など症状に応じて治療を行います。

死亡率が21%にも達する急性膵炎を発症しない生活習慣を身につけましょう。
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